
IACS UR E26/27
はじめに
船舶のサイバーセキュリティ要件の全体像を掴んでいただくために、弊会が発行した
「船舶のサイバーレジリエンスに関するガイドライン(UR E26)」の「1章 概要」をご覧いただくことをお勧めいたします。
ピックアップ
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承認された船用材料 機器等の一覧
※「承認番号/鑑定番号」欄に「CY」を入力のうえ、検索を行ってください。 - 使用承認申込書 (英)
- 使用承認申込書 (日)
2022年4月、IACS (International Association of Classification Societies:国際船級協会連合)によって、サイバーセキュリティに関する2つのUR(Unified Requirement:統一規則)が新規に発行されました。それが、UR E26及びUR E27です。これらは、サイバー攻撃によるサイバーインシデントの発生を低減し影響を軽減する機能(以下、サイバーレジリエンス)に関する要件であり、UR E26では船舶が、UR E27では船上のシステム及び機器が対象として定められております。これらの目的は、サイバーレジリエンスに関する最低限の要件を船舶、船上のシステム及び機器に適用することで、サイバーセキュリティを最低限確保した船舶を実現することにあります。
ClassNKでは、当該統一規則に対する様々な取り組みを行っております。本会の取り組みに関する最新情報は、このページで随時提供してまいります。
IACS統一規則
IACS UR E26/27の最新版及び関連するIACS文書は以下から直接ダウンロード可能です。IACS統一規則及び統一解釈では、UR E26/27を含むIACS統一規則及び統一解釈に関する情報を閲覧いただけます。
番号 | UR E27 | UR E26 |
---|---|---|
改訂番号 | Rev.1 | Rev.1 |
採択日 | Sep. 2023 | Nov. 2023 |
タイトル | Cyber resilience of on-board systems and equipment | Cyber resilience of ships |
適用日 | 1 July 2024 | 1 July 2024 |
規則・要領
ACS UR E26/27は、2024年6月27日付で「鋼船規則X編 コンピュータシステム」及び「船用材料・機器等の承認及び認定要領」へ取り入れられております。UR E26/27に関する「鋼船規則X編」及び「船用材料・機器等の承認及び認定要領」の一部改正については、以下の「電気設備 – サイバーレジリエンス」をご参照ください。
最新の技術規則・検査要領 →
また、船用材料・機器等の承認及び認定要領 第7編10章に関わる使用承認の申込書(Form7-10(J))については、以下から直接ダウンロード可能です。
サイバーレジリエンスに関する対策が講じられる機器等の使用承認申込書 (Form-7-10)
(ver: 2024.05)
サイバーレジリエンスに関する対策が講じられる機器等の使用承認申込書 (Form-7-10(J))
(ver: 2024.05)
ガイドライン
本会は、関係者がUR E26/27に円滑に対応できるよう、これらの要件を解説するガイドラインを発行しています。このガイドラインはUR E26/27の詳細な解説書となっており、本会の承認プロセスやサイバーセキュリティ要件について説明しています。
本ガイドラインは、以下から直接ダウンロード可能です。 ClassNKマイページのユーザー登録をすることにより、本ガイドラインを含む全てのガイドラインを無料で閲覧いただけます。
- UR E27:船上のシステム及び機器のサイバーレジリエンスに関するガイドライン
- UR E26:船舶のサイバーレジリエンスに関するガイドライン
また、UR E27で定められている要件への対応について解説した動画等を以下のリンクからご覧いただけます。
船上のシステム及び機器のサイバーレジリエンスに関する解説動画
システム要件の概要・詳細
FAQ
UR E26/27への対応に関するよくある質問にQ&A形式で回答を掲載しています。
講演・セミナー
本会は、UR E26/27に関する周知と理解を促進する目的で、講演会やセミナーを開催しています。
2023ClassNK秋季技術セミナー
ClassNK秋季技術セミナーにて、UR E26/27に関する取り組みに関する講演を行っております。本講演では、2023年11月までの統一規則の動向、本会規則及びガイドライン等の本会の動向・取り組みについて説明を行っております。以下のリンクにて、本講演の資料及びビデオをご覧いただけます。