Press Release
標題:
「海運EU-ETS対応に関するFAQ(第3版)」 および「FuelEU Maritime対応に関するFAQ(第5版)」 を発⾏
~新たに、LNG燃料を使用した場合の実測メタンスリップ排出係数の適用手順を解説~
2026年2月27日
一般財団法⼈⽇本海事協会(ClassNK)は、「海運EU-ETS対応に関するFAQ(第3版)」および「FuelEU Maritime対応に関するFAQ(第5版)」*1を発⾏しました。本FAQは、海運事業に携わる皆さまが環境規制への対応を検討される際の理解促進にご活用いただけます。
EU域内の温室効果ガス(GHG)排出量取引制度であるEU-ETSは、2023年に船舶分野への適用拡大が決定され、2024年1月1日に適用が開始されています。また、船舶で使用する燃料の脱炭素化の促進を目的としたEU規則であるFuelEU Maritimeは、2023年10月に発効し、2025年1月1日に適用が開始されています。いずれも、船籍国に関わらず、EU加盟国に寄港する総トン数5,000トンを超える船舶が対象となっています。
LNG燃料機関の種類によっては、実測値がデフォルト値を下回る可能性があり、その結果として計算上のGHG排出量が低減される場合があります。今般発行の各FAQでは、昨年10月に欧州委員会(EC)より発行された、「実測Tank-to-Wakeメタンスリップ排出係数の報告および検証に関するガイドライン」*2に基づき、LNGを燃料として使用する船舶において、メタンスリップ排出係数としてデフォルト値の代わりに実測値を使用する場合の手順を解説しています。
本会は、お客さまのゼロエミッションへの円滑な移⾏を包括的に⽀援する「ClassNK トランジション サポート サービス」の⼀環として、今後もこのような情報提供を通じ、海運事業者の皆さまのサポートに努めてまいります。
各FAQは、本会ウェブサイトの以下のページに掲載しています。また、実測メタンスリップの適用に関するスライド資料も同ページに掲載しています。
ホーム > 認証サービス > EU-MRV・UK-MRV規則 / EU-ETS / FuelEU Maritime
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/authentication/eumrv/index.html
以上
*1 FuelEU Maritimeの実際の運⽤については、現時点で明確になっていない点もあり、今般発⾏のFAQ(第5版)に掲載の情報は、あくまで2026年2⽉末時点で判明している情報に基づくものであることにご留意ください。今後、EU当局からの更新があり次第、速やかに皆さまへ情報提供を⾏う予定です。
*2 Guidelines for Reporting and Verification of Actual Methane Slip Tank-to-Wake Emission Factors from Marine Diesel Engines under the Scope of FuelEU Maritime Regulation

関連プレスリリース︓
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〜4⽉上旬に⾏われるIMO MEPC83における中期対策の審議結果等を解説〜
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_pressrelease.aspx?id=13022&layout=1
「ClassNK 代替燃料インサイト(Version 3.0)」を公開 〜MEPC83を踏まえた新たなコストシミュレーションに関する情報を提供〜
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_pressrelease.aspx?id=13662&layout=1
【本件に関するお問い合わせ】
⼀般財団法⼈⽇本海事協会 認証本部 環境部
TEL: 03-5226-3025
E-mail: dcs@classnk.or.jp
【報道関係のお問い合わせ】
一般財団法人日本海事協会 営業本部 広報室
〒102-8567 東京都千代田区紀尾井町4-7
TEL: 03-5226-2047 FAX: 03-5226-2039
E-mail: eod@classnk.or.jp
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